●電流定格(Current Ratings)
カタログ記載の電流定格は、そのコンデンサが通常動作条件下、すなわち周囲温度25℃で適正な取り付け状態において流しうる最大電流値(RMS)です。後者の取り付け方法は大電流、特に100Armsを越えるような使用条件下ではその取り付け部自体がコンデンサ冷却システム構成の一部をなすため、重要な要素となります。
25℃を越える周囲温度で使用する場合は図6の減衰曲線をご参照ください。取り付け部の温度及び熱伝導率も最大電流を決定する重要なパラメータとなります。この減衰率の適用はフランジ上のコンデンサの平衡温度を測定のうえ決定する必要があります。許容最大電流定格値はそのコンデンサの最大動作電圧を基準とした値です、従って、より低い電圧での使用時にはその電流値についても適宜引き下げる必要があります。
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図2:真空コンデンサの電流-周波数特性 (例:CV1C-500ZM/15)
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