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COMET
真空コンデンサの発生音に関して



■真空コンデンサの発生音に関して / COMET Service Bulletin SB-22

●1.全般

 真空コンデンサの音に関しましては、仕様にて明確に規定されていないことをご承知頂きます様お願い申し上げます。
 音は個人の主観に委ねられることもあり、またコンデンサの取付方法の影響により音が発生する場合がございます。

●2.音の定義

○2-1 ドライブスクリューの摩擦音

 ドライブスクリューとナットのすれ摩擦音、はドライブスクリューとナットの相性(微少な誤差)によって発生します。
 この音はゆっくり静電容量を変化させた時に発生し易くなる傾向にあります。  ドライブスクリューを変えることで消える場合もあり、また使用されているカップリングに依存することもあります。

○2-2 ベローズの伸縮音

 ベローズの伸縮音はベローズの微妙なバネ伸縮率の違いによって発生します。
 Vitra conのベローズストロークの50%でライフテストを行ったところ、この伸縮音が発生している状態で3百万サイクルを達成し、伸縮音はベローズの寿命に影響を与えないことを確認しました。

○2-3 こすれ(ひっかき)音

 ベローズとガイディングチューブが誤差範囲内で僅かに干渉した時に発生する音であり、静電容量を調整する際に発生します。
 接触部は僅かであるため、コンデンサの寿命には影響しません。音の大きさは出荷前に検査され、酷いものに関しては出荷を取り止めております。

○2-4 Dual-conシリーズの軸受けからの音

 ベローズとガイディングチューブが誤差範囲内で僅かに干渉した時に発生する音であり、静電容量を調整する際に発生します。
 接触部は僅かであるため、コンデンサの寿命には影響しません。音の大きさは出荷前に検査され、酷いものに関しては出荷を取り止めております。

◆真空コンデンサの発生音に関して(PDF:48kB)   
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