◆ダイ接着技術の革新的ソリューション
ACI社のストレッチャブルダイ接着剤である "TM1077" により、熱膨張率の大きく異なる2つの素材を接合する事が可能になりました。ACI社の有するキャビテーション技術を利用した接着剤により、温度変動により異なる挙動を示す2つの物質間で柔軟性を発揮して部品や接合面のクラック発生を防止し、優れた接着性、耐久性と導電性・熱伝導性を併せ持つ特性を有します。
◆ラージサイズのダイチップ搭載を実現
ACI社の導電性・フレキシブルダイ接着剤 "TM1077" を用いることで、従来のハンダや導電性接着剤では実現できなかった、より大きなサイズのダイチップ搭載を可能にします。この優れた接着剤は導電性と熱伝導性を併せ持ち、銅平板上のメタライズドセラミックRF透過窓など、熱膨張率の異なる物質を電気的・機械的に接続する事を可能にします。
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◆"TM1077"接着剤に対する熱衝撃テスト
ACI社製 "TM1077" ダイアタッチ接着剤を用いて、20mmのシリコンダイを金メッキ銅基板に接合しテストを実施しました。
試験方法:
A: TM1077を用いてダイを接合した供試体
B: 一般的なダイアタッチ材料を用いて接合した供試体
試験条件・サイクル:
温度幅-40℃〜+150℃の熱衝撃試験、1,800サイクル
1,800サイクルの熱衝撃サイクル後に両供試体の部品の損傷を調べ、ダイせん断強度の変化を確認しました。 TM1077を用いた供試体は界面破壊やダイ割れなどの不具合は1個も発生せず、全数ダイシェア劣化無しであった一方で、一般的なダイアタッチ材料で接合された供試体は全数故障という結果でした。
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