◆耐熱性ESDコーティング
ACI社の提供する航空宇宙用ESDコーティングは、1200℃の耐性と優れた脱ガス特性を有します。
"AS1101" は噴霧または圧延にて施工可能で室温で24時間で硬化し、2回目のコーティングは4時間以内にキュア可能です。この材料は一度硬化したセラミック材であり、優れた接着性、耐摩耗性、およびアセトンおよびアルコール系溶剤に対する完全な耐性を有します。表面抵抗のレベルはお客様の仕様に合わせて調整することができます。
◆耐溶剤性熱バリアコーティング
ACI社のサーマルバリアーコーティングは、ESDコーティングと同様の特性を持ち、1200℃の温度に耐え、優れた脱ガス特性を有します。
"AS3201" はESDコーティングではないものの、紫外/可視スペクトルにおける低い光吸収率(α値)を有します。
サーマルバリアーコーティングは、表面処理済みアルミニウム素材および他の母材への優れた結合性、室温における24時間以内でのキュアが可能です。
|
|
◆ACI社プロセスの優位性
ACIのキャビテーション技術によるセラミック原料の微細化加工により、コーティング材の改質が可能となりました。溶剤の革新的な配合技術とコラボによりお互いの特性の強みを生かし、高温コーティングに共通する"粉っぽい"感触を除去する事が可能です。
◆ウェアラブルエレクトロニクスの道しるべ
ロケットの先端部は、大気との摩擦による大量の熱と静電気に曝されます。ACI社ESDコーティングは、このような高温環境下で静電気を散逸させ、フェアリング内部の衛星コンポーネントを保護します。熱バリアコーティングは、耐熱性が要求されるが、静電気の緩和は重要ではない領域で使用されます。
ESDと熱バリア共に、太陽からの熱入力条件が地表よりも格段に強い大気圏外で有効に機能する必要があります。これらの条件に適合するために、コーティング材料は紫外および可視光波長(太陽光エネルギー入力が最も強いところ)で効率的に光を反射し、赤外線波長域での輻射率を高めて冷却効率が高まるようにする必要があります。
|